20080608

4月に初の大会参加を経験して以来、次なる大会へ向けて密かに心身を鍛え、十勝岳山麓で熊と闘い、インドへ発ちガンジス川でスピリチュアルな体験などを行っていたところ、土曜の夕方に「善通寺の大会へ行きませんか」との誘いがあった。矢文で。
マックスプラザ善通寺QMA大会は月に2回という頻度で開催されており、香川はもとより県外からも屈強な猛者が集うというハイレベルな大会である。店の扉を開けるなり、中で酒をあおっていた男共が一斉にこちらを凝視。大会への参加登録を済ませると、右目に眼帯を掛けた大男が歩み寄り、「ここらじゃ見ねえ顔だな……頑張りな」と言ってジョッキを突き出してきたので、乾杯に応えようとすると頭上から冷やかなビールを浴びせられた。「ヒャハーッ!!」こちらを指差し笑う客を見て俺は……
というようなことはなく、非常に和やかなムードでかつ熱い戦いが繰り広げられた今回の大会は、惜敗率などで運良く決勝まで残ることができた。その決勝ではまるで歯が立たず4位。それでも学ラン4で1問ないし2問ほど周囲に差をつけられたので、信じて投げて良かった。奇書といわれる『トリストラム・シャンディ』が並べ替えで出た。といっても去年ぐらいに岩波文庫で復刊されたので、今では書店で簡単に手に入る。まだ最後まで読んでいないけれども、文章とか意味不明の絵やら黒塗りやら、18世紀の書物にしてはやたらパンクな代物であった。
何はともあれ大会はすごく楽しかったので、またしばらく精進を積むため南米に旅立つ予定。