20090216

『 深夜の友は真の友 』などと言いますけれども、こんな時間に一人で筐体に向かっている貴方は一体どんな人なんだろうと色々考えながらプレイしております、五木寛之です。
つい先ほどのことでした、2回戦のスポーツビジュアルにおいて何やら格闘家のニックネームを問われまして、必死に賽の面を睨んでいたんですけれども、皆目わからない。それでただ直感に従うまま「こだいのぶし」と答えたんです。意味の通る文字列はこれしかないと感じましたので、ある程度自信を持っていました。ところが他の皆さんは一様に「いしのこぶし」と答えていらっしゃる。これはどうしたことかと、急に恥ずかしくなって次の問題でも「コダイノブシ」と答えました。おどけて見せることで動揺を隠そうとしたんです。そうしたら皆さん、次々に「こだいのぶし」あるいは「ちょんまげびーむ」などと返してくださって、私はああ救われたと思いました。
人生は短く、夜もまた短い。
今日出来ることを明日に延ばして、せめてこの深夜のひとときを。今この文章を読んでいらっしゃる深夜の友に、限りない友情と共感を抱きつつお送りするミッドナイトメッセージ、五木寛之の夜です。

20080215

15日は駅前スタジアム大会の第3回が催された。前日の14日、バレンタインデーの深夜に某友人宅でナポリタンを食い、フライドチキンを食い、人が買ってきた焼きおにぎりを食い、自分のも他人のも構わずチョコレートを食い、大乱闘スマッシュブラザーズヨッシーを操りひたすらタマゴ爆弾を投下することで場を混沌とさせる遊びに心奪われていたせいで、大会の参加登録に間に合わなくなる一歩手前まで昏睡。次回はきちんとお手伝いができるように気をつけなければ。
大会は1回戦を学四字で、2回戦を学その他で突破するものの、準決勝でアニR5の問題を外しまくり敗退。学ビジュも酷かったなー。やっぱり自分は生粋の紫宝というより学その他でもってるのだと思う。その後の決勝はSEVENさんの大会2連覇達成。凄いです。
大会に参加された方々、特に香川からの遠征者の方々はお疲れさまでした。松山での待望の定例大会を今後もよろしくお願いします。

20090210

シネコンの下にあるゲーセンで3,4クレ。スポ連でこっぴどい負け方をした次の回の決勝で賢王に勝てたりする。よくわからない。それから上の映画館で『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観る。老人の姿で生まれ、徐々に若返ってゆく身体を持ったベンジャミンと、彼の前に現れては去ってゆく多くの人々を描いた物語だ。劇中である人物が「人生はわからない」と言っていた。そうだ、大抵のことはよくわからない。あとは老人が少しずつブラッド・ピットに変身してゆく映画だったかもしれない。それから、いつものバンバンで2クレほどやってみた。また決勝で別の賢王に勝てた。学問その他が刺さった。刺さって欲しい人にまんまと刺さったのは久しぶりだ。シェークスピアの国籍問題だったりするのが常なのに。よくわからない。

20090202

日曜の深夜、トーナメントで遊んでいたらエリーザ先生が
「ドえらい野郎がクソ特攻(ブッコ)ンで来やがったぜー!!テメーら殺んのか殺られんのか二つに一つだ、クソ共の内臓を今すぐ晒しやがれ」
とおっしゃるので、何事かと思えば賢神が降臨されていたのだった。なぜこんな真夜中に。というか他の面々も元称号の方が入っていたりとデンジャラス極まりなく、あの回だけ異様に濃いマッチングだった理由がわからない。あとうちのエリーザ先生は大丈夫か。
スポ多、雑線、アニ並を凌いで決勝へ進むも、3人が80点前後で仲良く並ぶのを横目にさらっと全答で去ってゆく賢神。その眩しい背中を見送りながら、おれはふと過去に見かけた忘れられない本のタイトルを思い出していた。


あいつ、かっこよかった〈上〉

あいつ、かっこよかった〈上〉

20090129

学問その他が91.50%に乗った。
ここらへんが自分の中でのマイルストーンかなと思う。
決勝で3問稼いでも0.01%増えるか増えないかという状態なので、流石にこれ以上は。
QMA5では本当に世話になった。店舗大会で大いに助けられた事もあれば、裏目に出てしまった事もある。トーナメントの決勝で3問とも多答を引いた時は最高だった。モーパッサンの四文字問題のすぐ後に、同じモーパッサンの○×問題を引いた時には天を仰いだ。
次回作ではもう使えないのか……不透明ではあるけれど、また楽しめる遊び方が見つかれば。

20080128

里見紝檀一雄のタイピングをこの期に及んで混同する。
檀一雄だな、檀一雄だよな……」
すかさず耳元に小さな妖精さん達が現れて、
「ちがうよ、さとみとんだよ」
「そうだよ、さとみとんだよ」
「もちろん、さとみとんだよ」

そんなわけで、深夜に某賢王様とマッチングした結果、自選の学R4で水を開けられしかも学多で刺されるという情けない負け方をした。なんだか「そこは既に私が四千年前に通過した道よ」的な。むしろ天竺と思いきやお釈迦様の掌の上だった的な。

ああ、でもせめて学R4では負けたくなかった、我に今一度チャンスを、と思って100円投入したらジャスト閉店時刻であり、硬貨が戻って来る事はなかったとさ。
そういえばソラリスとか名匠戦とか、海の向こうでは面白そうな催し物が仰山あるんだなや。

20080125

日曜日は駅前スタジアムで第2回QMA大会が催された。
結果は4位だったが、2セット先取制という賢竜杯ルールを導入した決勝では3回も戦えたのでかなり楽しめた。先日の賢竜杯決勝での壮絶なドラマに完全にアてられて、「序盤は相手が武器を出すまで見に徹してやるぜ!」と密かに目論んでいたら、他の面々もまったく同じ考えだったらしい。3戦目にして奥の手がかち合う結果となった。そしておれは学んだ。慣れない策を弄するものではないと。
大会終了後、香川から来られたリニアさん、ZZXさん、いつものハスラー組で夕食をとった。日記読んでますよ、とリニアさんが陽気に笑いかけてくださり、ありがたいことだなあと感動していたら、
「でもねえ、黒人が爆睡してたっていうハスラーもすごいけど、香川のゲーセンも実は相当なんですよ」
「そ、それってどういう……?」
リニアさんの話はこうだ。ある日ごく普通にプレイを楽しんでいたら、どこからか荒々しく「サノバビッチ!!」という怒号のような声が聞こえた。声のする方を向くと、外人の男と女が熱い抱擁を交わしているのが見えた……。
「え、でもサノバビッチはふつう罵倒語なんでは?」

そこでふと、脳裏に一つの情景が思い浮かんだ。それは今を遡ること10年前、「韋駄天」の異名をとった盗賊の男女の物語だ。とある仕事で女がしくじり、男がそれを庇って脚に銃弾を受ける。
「バカ野郎、早く逃げやがれ」
「で、でもアンタ……」
「こんな所で俺がおっ死ぬと思うのか?いいから行け」
そして女は一人、収奪品も何も持たず逃げ帰るが、この一件を境に闇舞台から足を洗い、以降その姿を見た者はいない。男が死んだという話はどこからも聞かれず、遺体も遂に上がる事はなかったという。
そして10年後。
「このクソ野郎!」
「おいおい、再会の言葉がそれかい?」
「どれだけ心配したと思ってんのさ!」
「言ったろう、この俺が死ぬはずがないってな」

以上のような会話がなされていた可能性は誰にも否定できず、すなわち香川のゲーセンもかなりの混沌っぷりらしい。